僕が僕をやめる日
本日の作品はこちら。
デデン!!
僕が僕をやめる日/松村涼哉
この作品、面白かったーーーーー
もっと色々な方に読まれて欲しい作品です。
ーあらすじー
「死ぬくらいなら、僕にならない?」――生きることに絶望した立井潤貴は、自殺寸前で彼に救われ、それ以来〈高木健介〉として生きるように。それは誰も知らない、二人だけの秘密だった。2年後、ある殺人事件が起きるまでは……。
高木として殺人容疑をかけられ窮地に追い込まれた立井は、失踪した高木の行方と真相を追う。自分に名前をくれた人は、殺人鬼かもしれない――。葛藤のなか立井はやがて、封印された悲劇、少年時代の壮絶な過去、そして現在の高木の驚愕の計画に辿り着く。
色々ツッコミたくなるポイントもあるのですが、面白さで打ち消しています。
辛く悲しい物語でした。
以下ネタバレ含む感想
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負の連鎖を断ち切るために人を殺した。
人を殺すのに肯定したくはありませんが、この本を読んで初めて殺人を肯定しました。
高木が殺してきた人はどいつもこいつも救いようがない人ばかり。
思い出すだけでも胃がムカムカしてきます。
高木の動機は負の連鎖を断ち切るためです。
ここで殺しておかないと、また悲しい思いをする人が増えてしまう。
だから高木は。。。
辛く悲しい物語でした。。。