飲食店の元店長が全く別の業種に就職するために鼓舞するブログ

飲食店の人間は他業種に就職しにくいので、、、

武士道(研究中)

武士道シックスティーン/誉田哲也先生

 

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面白かった。

 

本屋でこの作品と目が合った時、こいつが必要だと思い、即購入。

 

普段本屋で本を買わない人には、この気持ちが伝わらないのが残念ですが、なんかあるんですよ笑

 

本が自分のことを呼んでいる、そのような感覚です。

 

そのような感覚が未体験の方は、大きな本屋さんに足を運んで、色々なコーナをぐるぐる回ってみてください。

 

きっと見つかると思います。

 

さて話は戻して、先ほどの作品です。

 

ーあらすじー

日本舞踊から剣道に転向した「柔」の早苗、剣道エリートの「剛」の香織。2人は中学最後の横浜市民大会で戦うが、早苗が香織に勝ってしまうところから物語が始まる。この因縁の2人が一緒の高校に入り、敗れた悔しさを忘れない香織と、そんなことはとっくに忘れている早苗が切磋琢磨しながら、お互いに成長していくストーリー。 Wikipediaより

 

女子高生二人のお話のせいか、あまり汗臭くありません。

 

それでも読んでいる方は、青春を感じ、熱くなります。

 

汗臭くない青春もアリですね。。

 

私は剣道をあまり知りませんでした。

 

メンとかドウぐらいは知っています。

 

何が勝ちで何が負けなのかは読むまで知りませんでした。

 

そんな私でも読める作品となっております。

 

ここからはネタバレを含む感想となっております。ご了承下さい。

 

 

 

仇討ちのために剣道をしていた香織が、あるとき何のために剣道をしているのかが、分からなくなりました。

 

その仇討ちの相手に勝って、自分には何が残るのか?

 

そう考えてしまった時に、香織は剣道に身が入らなくなりました。

 

そして色々な人の援助があり、最終的には剣道の道へ戻っていきます。

 

香織のライバルの早苗も、色々な人の援助があり、より一層強くなります。

 

この著書での武士道は

 

「世のためを思い、他人を敬い、精進を怠らない」

 

なぜ、ここまでしなければならないのか?

 

人間は一人では生きれないからだ。どんなに力をつけても。。

 

今自分が住んでいる地域に限らず、建物も道も、目につくもの全部は、先人達が世のために動いてくれたから、そこに存在している。

 

今ここまで生きてこれているのも、親であったり、学校の先生だったり、近所のおばちゃんのお陰で今も普通に生活をしている訳です。

 

人は一人では生きていけない。

 

この言葉は僕の胸に突き刺さりました。

 

一人では生きれない、当たり前のことです。理解はしていたつもりです。

 

でも胸に突き刺さりました。

 

頭では理解していたんでしょうが、心のどこかで一人で生きれると思っていたと思います。

 

そんな奴が仕事できるのでしょうか。

 

誰かのために働けるのでしょうか。

 

飲食店での店長時代、驕っていたことがありました。

 

アルバイトを下に見ていたりしていました。

 

もちろんアルバイトは辞めますよ。

 

それも辞めたアルバイトのせいにして、自分は悪くないと自己擁護していました。

 

だめですね。

 

アルバイトが辞めないように、怒らなかったり、給料をあげたりして防いでいました。

 

でもそのようなお店は結果が出ません。

 

結局店長が相手のことを思いやれない訳ですから。

 

相手を思いやれない人が、お客様にも思いやれる訳ありません。

 

完全に僕のせいです。

 

そんなことを思い出してしまいました。

 

この著書に感謝しております。

 

気づかせてくれて。。。

 

違うところへ就職しても、多分ダメでした。

 

働けるんでしょうが、結果がついてこないでしょう。

 

武士道、奥が深い。。。

 

「世のためを思い、他人を敬い、精進を怠らない」

 

このことを忘れないように、生きていきます。

 

本日も長々と読んで頂き、ありがとうございました。