恋つづ観て、、、
「恋はつづくよどこまでも」のリバイバル放送が先日行われていました。
恋つづなんて呼ばれておりまして、Twitterでも多くの反響があったみたいです。
ここからはあくまで私の個人的感想になりますので、ご了承願います。
批判寄りになっています、あしからず。
まずこのドラマのあらすじ
偶然起きた出来事で運命の男性となる医師と出会い、恋をした佐倉七瀬は、彼に会いたい一心で猛勉強し、晴れてナースになる。念願かなって5年越しに再会すると、憧れの医師・天堂浬は思い描いていた人とは全くの別人で、毒舌ばかり吐く超ドSなドクターで通称「魔王」だということがわかった。しかし、そんな天堂に対して七瀬は純粋に素直に思いを伝えつづける。その姿は病院内で一躍有名となり、くじけず突き進む姿が「魔王」に立ち向かう「勇者」のようだと、先輩たちから「勇者ちゃん」と呼ばれるように。誰の目から見ても全くもって無謀だが、それでも七瀬がただ一生懸命に思いを伝え、仕事に恋に常にまっすぐな姿に、徐々に天堂の鉄の心が溶かされていく。*1
とまあこういった内容な訳ですが
恐らくこのドラマは脚本を捨てています。
佐藤健氏の抱きついたりキスしたりする謂わゆる胸キュンとするシーンを中心にドラマを構成しています。
いかに胸キュンとするシーンをぶち込んでいけるかが、このドラマのポイントです。
僕は脚本が面白くないとドラマに入っていけない人間でして、このドラマは本当に入っていけなかった。
途中でダサい勇者の格好になったり、急に医療ドラマになったり(笑)
医療ドラマの中でも扱うのが難しい問題もこのドラマはさらっとしかやらない、何故なら脚本を捨てた胸キュンドラマですから。
ここの思い切りの良さが、ドラマの高評価に繋がったと思います。
変に医療ドラマに寄っていたら、反響はないでしょう。
視聴者はこのシーンが良かったとSNSで拡散して、佐藤健氏と擬似デートを楽しんでいるようでもありました。
物語が面白いと誰かに伝えるよりも写真で拡散した方が遥かにわかりやすい。
このドラマの良いところの一つは途中からでも視聴できます。
何故なら脚本を捨てた胸キュンドラマですから(笑)
こういったドラマはあっても良いと思います。
ただ、ドラマ好きの嫁さんがこのドラマに怒っていました。
面白い脚本を書く人がいなくなるって嘆いていました。
ああ、確かになと。。。
俳優、女優に胸キュンさせればOKですからね。
脚本家が育たなくなります。
僕からしたらマンガ原作のものを拝借しているドラマが多いので脚本家は育たないという理論の人間ですが。。。
一種のブームですから、しばらくはこのような脚本捨てた胸キュンドラマは増えてくるでしょう。
次第に飽きてきて物語主軸に変わってくると思います。
話は少し変わりますが、僕の好きなドラマの1つが「相棒」です。
このドラマはですね、脚本家を6〜7人の週替わり制で話を書いています。
シーズン13ぐらいから脚本家の総入れ替えをやっています。
これは僕も衝撃でした。
人気の作家はいます。
この人の作品は面白いとか、泣けるとか、社会派になり考えさせられるなど。
古沢良太さんも相棒で一気にファンを獲得した作家さんの一人です。
その人たちを総入れ替え。
これは挑戦でした。
今になってですが、この取り組みを称賛しています。
脚本家が育ってきました。
あとマンネリ化を防ぎました。
相棒のシーズン12らへんからマンネリ化してると思います。
それを打開したのが作家総入れ替えだと僕は思います。
他にも反町隆史が凄かったというのもありますが。
人気ドラマでさえも脚本家を総入れ替えして、育てています。
他の局も視聴率が悪いからといって挑戦させないのはいかがなものかと思います。
面白い人が生き残る時代になって欲しいです。
全部が全部無理なので、恋つづみたいな脚本捨てた胸キュンドラマが1つぐらいはあっても良いと思います。
もっともっと面白い作品に出会いたいな。。。