クスノキの番人
新たな代表作、誕生。東野圭吾『クスノキの番人』| 実業之日本社
あらすじ・・不当な理由で職場を解雇され、その腹いせに罪を犯し逮捕されてしまった玲斗。同情を買おうと取調官に訴えるが、その甲斐もなく送検、起訴を待つ身となってしまった。そこへ突然弁護士が現れる。依頼人の命令を聞くなら釈放してくれるというのだ。依頼人に心当たりはないが、このままでは間違いなく刑務所だ。そこで賭けに出た玲斗は従うことに。依頼人の待つ場所へ向かうと、年配の女性が待っていた。千舟と名乗るその女性は驚くことに伯母でもあるというのだ。あまり褒められた生き方をせず、将来の展望もないと言う玲斗に彼女が命令をする。「あなたにしてもらいたいこと――それはクスノキの番人です」と。
公式サイトより引用
・・・
3月後半に購入して5日ぐらいで読みました。
素敵な物語でした。
東野圭吾先生が珍しく人を殺さない(オイッ)作品です。
安心して読めます。
謎も散りばめていますので、ミステリー要素もあります。
主人公の成長も見れます。
でも・・・
東野圭吾先生だから面白いと思っている自分がいます。
他の先生が書いたら微妙かなと思います。
大きな展開もないです。オオッと言いたくなる真実もないです。
アイデアは流石の一言。
しかし東野圭吾先生だから期待したくなる。
読んで何が残るか?と問われたら正直答えられないです。
誰も傷つかないポジティブな作品でしたが、何も残りませんでした。
私の修行不足ですかね。
一気に読めますので面白いです。
でも何も残らないです。
気になる方はぜひ。